ぼっちのひとりごと

好きな漫画、映画、ゲームについて語ります

噴き出す血!弾ける臓器!エロなし血みどろのホラー漫画!!!「死人の声をきくがよい」

グロテスクな表現はホラーを盛り上げるための起爆剤である。

残虐性を示すことにより恐ろしさを強調し恐怖や不安を煽ることができる。

しかしグロ表現も行き過ぎてしまうと逆効果で「そうはならんだろwwwwww」といった感じで逆にメディチックになってしまう。

今日語りたい漫画は正にそのタイプの漫画「死人の声をきくがよい」だ。

全12巻。作者はひよどり祥子先生。話は基本的には1話完結のオムニバス形式となっている。

ひよどり先生は読切作品を載せる度に読者から多くの苦情が寄せられるという逸話をもつ方である。(読切を載せる掲載誌と作風がマッチしていないため?)

それほどまでに強烈なインパクトを与える作品を世に輩出しているからだ。

~あらすじ~

主人公の高校生「岸田純」は霊感体質であり死んだ人間の姿を見ることができる。ある日行方不明の幼馴染である「早川涼子」の霊を見てしまう。早川の霊に導かれて彼女の死体を発見して以来さまざまな事件に巻き込まれるのだが、その度に早川は岸田の前に姿を現し助けてくれるようになる…

本作の画風は若干古めで少女漫画チックではあるが全体的に雰囲気が暗めであり常に不穏な空気が漂っている正にジャパニーズホラー全盛期の特徴を引き継いでおり、さらにそこに過剰なまでのグロ描写をこれでもかと言うくらい大量に盛り込んでいる。

マジで笑えるくらいにめちゃくちゃグロい。1巻で流れている血の量は100ℓはくだらないだろう。

ホラー漫画としてはバラエティに富んでおり幽霊、モンスターパニック、猟奇殺人鬼、神、悪魔、宇宙人、都市伝説ともはやなんでもありの状態になっている。そのため飽きることなく読み進められる。まさにホラーの玉手箱だ。

ストーリーものとしても予想しえなかった展開やまさかまさかのどんでん返しなど終わり方も秀逸な話が多いため毎回驚かされる。世にも奇妙な物語を見ているような感覚だ。

作品の終わり方としては不完全燃焼な感じ(打ち切り感あった)がしたが個人的にはそこまで悪くなかったので興味がある方はぜひ。

ホロライブの歌姫 星街すいせいが帰ってきた!!!!!!!

彗星の如く現れたスターの原石☆アイドルVTuberの星街すいせいです!すいちゃんは〜????

 

今日も可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

喉の手術を終えて我らが星街すいせいが帰還した。約2ヶ月である。とても長く感じた。マジで心配した。一切喋らない配信やショート動画を投稿してくれていたがマジで寂しかった。

すいちゃんは配信頻度は高い方ではない。配信以外にもラジオ番組や新曲のレコーディング、音楽番組にゲストで出演したりとホロメンの中ではかなり忙しいからだ。

しかし2ヶ月という期間はあまりにも長い。その間にすいちゃんの声を聞けないのは辛いものがあった。いや毎日歌は聞いていたけども。

本日の復帰ライブをどれだけ待ち望んだことか。僕は久しぶりにすいちゃんの声を聞けると思うと喜びと緊張でテンションが上がりすぎて配信前にこのサイズのコップの水を3杯飲み干した。

そしてライブが始まる…かっこいいOPムービーのあと曲が流れた。1曲目は僕の大好きなStellar Stellarだ!!!!!!

その歌声は手術前と変わらない力強いものだ!!!!!!美しく凛々しくかっこいいすいちゃんの姿を見て僕は完全に理解した。僕達の星街すいせいが帰ってきたことを。

1曲目が終わると同時に僕も4杯目の水を飲み干した。次の曲はなんだろう…と考えていると馴染みのイントロが流れ出す。おいおいウソだろ!?俺の大好きなTEMPLATEじゃねぇか!!!!!!

どうやらすいちゃんは俺の事を殺す気らしい。その挑戦受けて立つぜ!!!!!!

クソが…まさかこんなに早く切り札を切ってくるとはな…かっこいい全振りの曲でボディにここまでダメージを与えてくるとは…水も5杯目…しかしここを耐えた俺に死角はない…

 

マジかよ勘弁してくれよ!次の曲は俺が一番好きなGHOSTだと!?こんなの完全降伏するしかねぇじゃん!!!!!

切なげな表情で歌うすいちゃんに俺は心を完全に奪われた。思わずため息がでる。お前は可愛くねぇ世界で一番美しい女だよ。

彼女に見蕩れていると次の曲に移る。

バイバイレイニーだって!?嫌だ!!!すいちゃんとバイバイしたくない!!!!!!!!!!!!!!

バイバイレイニーが終わるとすいちゃんの姿が消える…

おい…どこに行っちまったんだすいちゃん…俺を1人にしないでくれ…

そんな俺の声が聞こえたのかすいちゃんはある男と共に現れる。

その名はTAKU INOUE。すいちゃんと一緒にMidnight Grand Orchestralとして活動してる最高にイカしたナイスガイだ。お前にならすいちゃんを任せられるよ…

すいちゃんの楽しそうな笑顔と最高にクールでロックな楽曲を楽しんでいるとどうやらもう1人ゲストがくるらしい。正直見当もつかない。

一体誰が…

!?

月ノ美兎だと!?

とんでもない大物ゲストがきた。にじさんじと言えばこの人。VTuberの生き字引。ポスター事件。まさかこの場に現れるとは…誰も予想しなかった展開だろう。

いつからかにじさんじとホロライブの交流がめっきり減ったがまさかこんな形でこのコラボが成立するとは…さすがイノタクだぜ!!!!!

すいちゃんはラップやバラードもおてのもの。もう歌えないの電波ソングくらいしかなくねぇか?????

そしてライブ終盤…いよいよ告知タイムだ。重大告知と銘打っているからとんでもないものなんだろう。固唾を呑んで見守る俺に衝撃の情報が目に飛び込んできた。

𝟮𝗻𝗱アルバムだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

今回はかっこいい系の曲を大量に収録しているらしい!!!!!!!!!!発売日まで待てねぇよこんなの!!!!!!!!!!!!!!特典見てから予約しような!!!!!!!!!!!!!!

え!?

ソロライブだと!!?????

前回のライブは配信で見たが今回は現地行きたよなぁ!?必死に当たるように祈るしかねぇ!!!!!!!

ねんどろいどだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああとりあえず2つ買うのは確定な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そして最後に新曲!!!!!!!!!!!すいちゃんの曲はかっこいい曲でも寒色系つまりクールなかっこいい曲が多かったのだが今回は燃え盛るような熱い曲だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

星街すいせいの新たな可能性と更なる飛躍を感じずにはいられない素晴らしい1曲だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

今回のライブ。控えめに言って最高だった

手術の後でも衰えを見せないどころかステップアップをしているところを魅せてきた。

今後も彼女は様々なことに挑戦して我々の期待をはるか越える活躍をしてくれるだろう。僕はそれを見守りながら応援していこうと思う。

ちなみに水は10杯飲んだ。

タイトルはふざけてるけど正統派ホラー映画「貞子vs伽椰子」

決して交わることのない大型タイトルが夢の共演を果たしている作品、それがvs作品だ。

有名どころではエイリアンvsプレデターフレディvsジェイソンなどがある。どちらも良作なので是非観ていただきたい。

邦画では戦隊や仮面ライダーでvs作品はあったりするが実際に戦わなかったり、お祭り作品なので中身が伴っていなかったりする。(特にライダーのお祭り作品は出来が酷い)

先日、僕は貞子DXを観てボロクソに感想を語ったがそのせいか無性に「あの作品」を観たくなってしまった。

その作品とはホラー映画のvs作品「貞子vs伽椰子」だ。

監督は白石晃士監督。白石監督は過去にいくつものホラー作品の監督をしているベテランだ。

ちなみに日本のスプラッター映画の中でも群を抜いて残虐な作品である「グロテスク」の監督・脚本でもある。マジでイカれてると思う。

本作品はジャパニーズホラーの二大巨頭である「リング」の貞子と「呪怨」の伽椰子(+俊雄くん)が登場するvs作品。

マスコットキャラクターとして消費されきった2人であったがこの作品で最後の輝きを見せてくれた。

~あらすじ~

主人公の「倉橋有里」は親友の「夏美」に両親の結婚記念日に結婚式のビデオをDVDにダビングをしてほしいと頼まれる。

機材であるビデオデッキを探すためにリサイクルショップを回る有里と夏美は格安のビデオデッキを見つけ早速作業に取り掛かろうとするとその中には古びたビデオが入っていた。有里と夏美は面白半分でそれを見てしまうがそれは見てしまうと2日で死んでしまうという都市伝説の呪いのビデオだった…

2人は呪いのビデオに強い執着をもつ大学教授の森重に助けを求めるのだが…

本作品はタイトルはふざけているが正統派ジャパニーズホラー映画である。今の邦ホラーに求められているのはこれだ。マジで最近のホラー映画監督はこの映画を観ろ。

僕はホラー映画に重要なものは雰囲気だと毎回言っているが貞子vs伽椰子は完璧だった。

妙に薄暗く遠くがはっきりと見えない映像、無駄なBGMを挟まず何かが起こる予兆のような静けさ、明るい場所でも終始不穏に満ちた雰囲気こそがジャパニーズホラーの陰湿さ不気味さを表現するのにぴったりなのだ。白石監督マジでよくわかってる

さらに本作では貞子と伽椰子の恐怖をそれぞれ違った方法で見せている。貞子はジリジリと静かに忍び寄る恐怖を、伽椰子は突然現れ衝撃的な恐怖を与えてくる。これがこの2人にはぴったりであり所謂「解釈違い」を起こすことがなかった。

中盤までは貞子と伽椰子は自分のフィールドでやりたい放題やってるのだが霊能力者である「常磐経蔵」と「珠緒」の2人が現れ誰もが予想することのなかった死闘を繰り広げることになる。

ホラーの時間は終わった。ここからはツッコミどころ満載のギャグ映画だ。

経蔵は貞子の呪いにかかった有里と夏美を救うためにある作戦を思いついた。

「化け物には化け物をぶつけんだよ。」

なんと貞子の呪いにかかった人間を伽椰子の呪いの家にぶち込むことによって絶対に獲物を呪殺したい伽椰子vs絶対に呪殺を邪魔させない貞子の構図を作り出し両方の呪いの消滅もしくは片方のみでも消すという作戦だそうだ。

この作戦のためであれば別に有里だけでいいと思うのだが伽椰子の呪いを受けていた「高木鈴花」にも何故か呪いのビデオを見せて同様の構図を生み出そうとしていた。なんで?

そして思惑通り貞子の呪いと伽椰子の呪いが激突する!初戦は貞子vs俊雄!!!貞子は俊雄をテレビの中に引きずり込み俊雄は抵抗も出来ず瞬殺!!!

続いて貞子vs伽椰子!!!!タイトル回収完了!!!!!最初は伽椰子が貞子を引きずり優勢かと思われたが貞子の長く頑丈な髪の毛が伽椰子にまとわりつきその目を抉る!!!!!!ついでに経蔵にも髪の毛を巻き付かせダメージを与える!!!!

その頃、貞子と伽椰子の決着がいつまでもつかずどちらの呪いも消えないことから最終手段である「両方の呪いを受けた人間と呪い殺しに来た貞子と伽椰子諸共井戸に封印する」という倫理観の欠片もない作戦を決行。その役目は有里に。

有里を狙って井戸に来た貞子と伽椰子。有里に飛びつこうとしたタイミングで有里は井戸にダイブ!!!!!貞子と伽椰子はその瞬間激しくぶつかり合い凄まじい呪いの衝突を生む!!!!!!!!!!!!!!!!!!

鈴花は急いで井戸に蓋をして見事封印成功!!!!!!!!!!!!!

 

 

のように思えたが珠緒は見てしまった…2つの呪いが混じり合いより強大な呪いになってしまったのを…

2つの呪いが1つになったことで貞子に負けた俊雄くんも復活!呪いのビデオに呪いの家要素も加わり誰も止められないとんでもない化け物を生んでしまったのであった…

 

正直オチ含めてめちゃくちゃ楽しめた。序盤はホラーを、終盤はギャグ映画として面白かった。

本作は間違いなく怪作ではあるが過去のジャパニーズホラーに対して敬意を払い作品作りに取り組んでいるのがわかった。今後貞子作品作る監督はマジで貞子vs伽椰子を観てから作ってください。

貞子ブランド最低作かもしれない映画「貞子DX」

日本のホラー映画は世界に誇れるジャンルだった。

アメリカにてリメイクされたり現在でも明らかに過去のジャパニーズホラーの影響を受けた作品が数多く存在している。

それほどまでにホラーというジャンルは世界水準で見ても日本は突出していた。

しかし現在ではその姿は見る影もない。過去の栄光どころか化石レベルになってしまった。

直近で良評価を得た「来る」でさえも映画としては面白かったがホラーとして見ると正直イマイチだ。

そういう意味ではホラー映画として高評価を受けた作品は下手をしたら10年近く遡らなければないのかもしれない。

先日「それがいる森」を観てきたがこちらは記事に書いた通りホラーではなくコメディ映画であった。またホラーというよりはモンスターパニックものだったので評価基準も変わってくる。

そんな中公開されたのがリングでお馴染みの貞子が登場する作品「貞子DX」だ。

監督は「99.9-刑事専門弁護士-」の木村ひさし監督。今回初めてホラー映画作品の監督を務める。

~あらすじ~

謎の不審死が全国的に発生している中、巷ではそれを見ると24時間で死ぬと言われる「呪いのビデオ」が原因ではないかと囁かれていた。主人公の「一条文華」はIQ200の天才でありインフルエンサーでテレビの番組に出演し、人気霊能力者の「Kenshin」と呪いのビデオについての討論を繰り広げる。その後文華はKenshinから呪いのビデオのコピーを「本当に呪いがないというのなら君が解いてみせろ」と渡される。家にビデオを持ち帰った文華だったが妹の「双葉」が興味本位でそれを見てしまう。妹を救うため文華はひょんなことから出会った前田王司、SNSのフォロワーである感電ロイドと共に呪いを解明しようとする。

 

はっきり言うと本作はホラーとしてはクソ映画だ。これまでに公開された貞子ブランドの中では最低レベルといっても過言では無い。

他の貞子作品は出来が悪いものの褒められる箇所はいつくもあったのだが本作は多くて1つという体たらくだ。

悪いところはいくつもあるのでネタバレも交えつつそれを挙げていきたいと思う。

1.ずっと続く緊張感のない雰囲気

ホラー映画で一番重要と言っても過言では無いのは雰囲気だ。ジャパニーズホラー全盛期では全体的に静かで暗い雰囲気がジリジリと忍び寄る怪異の不気味さや恐ろしさを際立たせていた。

洋ホラーでよく見るのは序盤に明るい雰囲気を出し徐々に不穏な空気にしていくことで落差を作り出し恐怖を演出するというものもある。

今作はギャグ描写やコメディ描写が多いのだがそれをホラーシーンにまで持ってきてしまうため恐怖を感じることができない。

この原因となっているのは前田王司というキャラクターだ。こいつさえいなければ本作はもっとマシになっていただろう。ギャグ・コメディ描写のほぼ全てをこのキャラクターが担っているからだ。メインキャラクターである王司はほとんどのホラーシーンに登場するせいでギャグが差し込まれてしまい緊張感が生まれることがない。

本来ならばギャグシーンとホラーシーンはメリハリをつけるものであるのだが今作はそれが一切ないため恐怖に繋がっていかないのだ。

2.間抜けな死に方や貞子(?)の動き

怪異の恐怖を直接表現する方法の1つが犠牲者の死に様だ。過去のリングシリーズでは犠牲者は大きく口と目を開き恐怖に顔を歪めながら死ぬという見ている我々も恐ろしく感じる壮絶な死に方であった。

しかし今作の死に方は犠牲者は目に見えない何かに首を締められどこかに引き摺られながら前転をして死ぬという間抜けな死に方だ。ちなみに前転をしている理由は貞子に頭から井戸に引き摺り込まれているからのようだが傍から見ると酷く間抜けに見える。

恐らく本作が「呪い」と「ウィルス」両面で主人公達は捜査しているためそのミスリードとして使おうとしていたのだろうがもっとやりようがあったのではないか?と思った。なんなら死に方はリングの死に方そのまま使えばいいのでは…?

次に貞子(?)の動きだ。なぜ(?)をつけているのかというと人によって貞子が別の身近な人物に見えるからだ。主人公には妹に見えており、王司には元カノ➞主人公に見え、妹には親戚のおじさん➞親友に、母親には死んだ父親に見える。ちなみにこの理由は特に本編では語られることはなかった。

そしてその貞子の動きは体をゆらゆら揺らしながらたまにプルプル震えるとかいう「それのいる森」の宇宙人みたいな間抜けな動きをしていた。マジで怖くない。舐めてんのか。

怪異の動きは人に恐怖を与えるのに一番手っ取り早い方法だ。人間ではできない動きをしたり敢えて微動だにしないことで次に何をしてくるのかわからない不気味さを演出したりとホラーにおいてはとても奥が深いものだ。ここの演技指導はしっかりしてもらいたいと思った。

3.24時間後に死ぬという設定

根本的な話になるのだが24時間後に死ぬという設定が足を引っ張っているのではないかと思った。

恐らくであるが本作は24時間で死ぬ設定にすることで話にスピーディーさを生み、ジェットコースターのような急展開続きのストーリーにしようと思ったのであろう。しかし正直な話別に急展開などはなかったしむしろ話の浅さを際立たせるだけであった。

猶予時間を短くしてしまったせいで情報収集が誰でも簡単に見つけてこれるような情報ばかりで呪いの謎を解こうとしているため貞子の呪いについての深みが全く生まれることはなかった。

また24時間しかないのに物語終盤まで「呪い」か「ウィルス」か引っ張ってしまったのも良くなかった。中盤くらいにサクッと霊能力者をウィルスとは思えない方法で退場させ「どう呪いを解くか?」という話に持っていくべきであったのではないか。

結局死までの猶予7日は死の呪いを解くには短いが死の恐怖に耐えるには精神的に長いという絶妙な日数であったのだとわからされてしまう結果となった。

4.呪いの解決方法

これが本作の浅さを一層際立たせるものとなってしまった。その解決方法は呪いのビデオを見てしまったものは24時間経つまでに呪いのビデオを再度見るというものだ。これを毎日行わなければならない。ソシャゲのデイリーミッションかよ。

そもそも根本的な解決になっていないしEDの主人公達を見ると完全な呪いの解き方を探そうとしている様子は一切ないように思えた。これがIQ200の解決法なのか…?

これも猶予期間を24時間にしてしまった弊害であると僕は思う。情報収集の時間を取ることができなかったため応急処置的な方法しか見付からず根本的な解決を投げてしまう結果となった。

せめてこの方法を中盤に見つけて終盤は呪いを完全に解く方法を見つけるというストーリーにすればよかったのだが…

ていうかスピーディーかつ急展開続きのストーリーってそういうもんじゃねぇの????

 

他にも色々言いたいことはあるのだがとりあえずこんなものだろうか。ちなみによかったところはキャラクターの癖の強さかな。ホラーじゃなければね…

貞子DXはホラー映画好きは見る価値のないクソ映画なので他の映画に金使った方がいい。カップルにはいいんじゃない?しらね。

ヒーローなのにクズばかり!?そんな奴らはぶっ飛ばせ!!!「ザ・ボーイズ」

僕はヒーロー映画が大好きだ。

特にMARVELのヒーロー達は最高だ。

CGを使ったド派手なアクションにかっこいい登場シーン。不利な状況になっても決して諦めない不屈の精神は僕らの胸を熱くさせ、最後にはスーパーヴィランをぶっ倒す!マジで最高だ。

ディズニープラスで配信されているオリジナルドラマも勿論見ている。今後のMARVEL作品の展開を100%楽しむなら間違いなく必須だろう。

さて、そんなヒーロー達がスーパーヴィランとド派手なバトルを繰り広げると街に被害が必ず出る。ビルのオフィスは破壊されその破片は善良な一般人に降り注ぐ。勿論ヒーローが助けてくれるだろうがニューヨークなどの大きな都市では全員を助けることなんか不可能だろう。そうなるとヒーローとヴィランの戦いに巻き込まれてしまい死んでしまう人も出てくる。多くの人々にとってはヒーローでも戦いに巻き込まれて死んでしまった人の遺族にとってはヒーローは人殺しと言われるかもしれない。まともな人間なら人々を守るためとはいえ自分のせいで誰かが死んでしまったら罪悪感を感じるだろう。

今回語っていくのは戦いに人を巻き込んで殺してしまってもそのことを笑い話にするようなクソなヒーローばっか出てくる作品「ザ・ボーイズ」だ。

「ザ・ボーイズ」はAmazonプライムビデオにて独占配信されているヒーローを題材としているドラマで現在season3(1season8話)まで配信されている。グロシーンやエロシーンが多いので大人向けの作品だ。ちなみにグロシーンはなかなかにレベルが高いので耐性ない人にはキツイかもしれない。

~あらすじ~

主人公の「ヒューイ」は恋人と路上でイチャついていたのだが人気ヒーローチーム「セブン」に所属する高速移動ヒーロー「Aトレイン」に恋人が衝突されバラバラにされてしまう。セブンを運営している「ヴォート社」からヒューイは謝罪と賠償金の提案をされるがあまりの誠意の無さに怒りをあらわにする。

ヴォート社を相手取って裁判をしようとするも勝算がなく失意のどん底にいたところ自称FBI捜査官の「ブッチャー」という男が現れAトレインに対する復讐話を持ちかけてきた。その中でヒューイはヒーロー達の腐った実態を知ることとなる…

この作品に登場するヒーローはどいつもこいつも胸糞悪いクソ野郎ばかりだ。

唯一セブンに所属しているヒロインである「スターライト」は人々のために自分の能力を使おうとする聖人でヒューイがアンチヒーロー集団であるとわかっても、セブンのヒーローとヴォート社の企みに反感を覚え志を同じくする彼の助けになり続けた。

特に今作のラスボス的存在でありセブンで人気ナンバーワンヒーローの「ホームランダー」は最低最悪のサイコ野郎であり、自らの保身のため飛行機に乗っている100人以上の人々を見捨てたり、他のヒーロー達を暴力や人質をとることで脅し自分の思いのまま動くように命令をしたりしている。そのあまりにも突き抜けた極悪さから逆に視聴者からは人気が高い。僕もわりと好きなキャラだ。

僕の一番好きなヒーローはセブンのナンバー2であり水辺の生物と会話ができる「ディープ」というヒーローなのだがこいつもなかなかのクズである。

ディープは身体的特徴や他のヒーローと比べると能力が劣っているせいで劣等感がとても強い

初対面のスターライトに対し自身の立場を利用して脅し自分のナニを咥えさせたのは劣等感が強いためであり、まず相手を辱めることで自分の方が立場が上であることを示すためだった。しかしこのことをスターライトに暴露されディープはセブンから追放され有象無象のヒーローとして活動することになる(日当75ドル)。

それからの彼は少しだけ改心して正義のためになるようなことをするのだが何をやっても本当に何一つ上手くいかないところが妙にリアルで自業自得とはいえ可哀想すぎてちょっと泣きそうになった。

そして他のヒーロー(アベンジャーズホークアイみたいな奴)から某旧統一教会のような宗教団体を紹介され大量の金を搾り取られるだけでなく結婚相手まで決められてしまうのだが、この結婚相手の尽力もあり見事セブンに復帰することとなる。

しかしセブンに復帰したのはいいもののホームランダーから執拗な嫌がらせ(わざわざシーフード系の食べ物を与えられた挙句友達のタコを食すように強制される)を受け、完全に妻の言いなりになるなど自由がない状態になるのだった。

僕はディープの何をやっても上手くいかない不器用さや理不尽に耐える姿がたまらなく愛らしく応援したいと思ったから好きになった。魚達に優しいのも好感高い。

 

逆に僕がマジで嫌いで早く死んでくれと思っているキャラはAトレインだ。本当にこいつは嫌い。

Aトレインは主人公の恋人を殺したことは前述したがこいつはそれに加え他のヒーローにその殺した時のことを笑い話として語っていた。なんで生きてんだこいつ。

さらに自己の保身のために自分の恋人を薬物の過剰接種に見せかけて殺害するというマジで救えないクズ。その後再びヒューイと対峙した時には自分で殺したにも関わらずヒューイに責任転嫁していた。

またAトレイン自身も後に重要なものとなってくる「コンパウンドV」という薬物を頻繁に接種しているジャンキーであり、このことが原因で能力の制御が効かずヒューイの恋人を殺してしまったのだ。それを隠すためにいもしない強盗を追っていたと嘘をついていた。頼むから死んでくれ。

 

とまあとにかくクズヒーローが多く本作はそのヒーローとヴォート社の陰謀を暴きぶち壊していこうという作品だ。

話はスピーディーにテンポよく進んでいき、衝撃的な展開が続くため飽きることは無い。

ヒーロー達はクズであることは間違いないのだが彼らはそれぞれコンプレックスやトラウマがありそれを過去話や会話・行動でエグい描かれ方がされておりヒーローも完全無欠ではなく1人の人間であることが強調されている。

MARVELやDCのヒーロー達をオマージュしたようなキャラが多く、season3で登場するソルジャーボーイなんてキャプテン・アメリカに酷似しまくってる。

本作は従来のヒーロー作品とは方向性が真逆の作品であるため新鮮味があり、あまりの面白さに仕事中にseason1からseason3まで一気に見てしまった。グロシーンに耐性がある人には是非ともみていただきたい。

RAGE当選しました。

僕は仕事が休みの日や早く帰ってこれた日はYouTubeでShadowverseの配信をしている。

だいたい毎回3~4時間ほどプレイしているが視聴者の方々と雑談やプレイについて話しながらやるのは本当に楽しい。

ゲームについての不満をグチグチ言いながら強すぎるカードや弱すぎるカードをどういじれば適正になるかなど話したりもするので意外にも建設的だったりする。

そんな僕だが今回初めての大会に出ることにして見事当選した。

配信のネタになればいいなぁという程度の気持ちだったが、いざ大会用にデッキを調整しようとするとこれがなかなか難しい。

というのも今回は環境が目まぐるしく変わるのでいじってもいじっても最適解が見付からないのだ。ちなみに今もどのデッキを大会で使おうか決まっていない。

大会は予選の前日までにデッキの登録を行う必要があるためもうあまり時間が無い。さらに明日明後日は仕事のためデッキの調整をする時間もほとんどない。非常にまずい。

直前になるが金曜日に配信で最終調整を行う。予選も配信でやる予定だ。毎回新弾出た月のラストは正直すでに飽きがきて義務でシャドバをやっていたのだが今回はいつもより楽しめてるので定期的に大会に出るのはいいことなのかもしれない。

とりあえずは予選突破を目指して頑張っていこうと思う。

インドからやってきた究極のエンタメ映画「RRR」

ストレスをぶっ飛ばすような映画が観たい。

そんな時にぴったりの映画を本日観てきた。恐らく邦画では今後作ることが出来ないであろうド迫力の映画だった。

それが「RRR」だ。

「RRR」は歌、ダンス、アクションが特徴的なインド映画で制作費はインド映画最高額の97億円でそれに見合う超ド派手な作品だった。

~あらすじ~

1920年代のインドがイギリスの植民地であった時代。イギリスの提督一家に買われてしまった少女を主人公「ビーム」は助けだそうとする。ひょんなことからもう1人の主人公である「カーマ」と出会い意気投合するもカーマは実は英国政府の警察だった。2人はお互いの素性を知らないまま友情を深めていくが…

RRRは難しいことは一切考える必要がない映画だ。

ストーリーは単純明快でわかりやすいため混乱することも一切ない。先の展開も予想できるものだが観客が求めているシチュエーションを完璧な形で見せてくれる。

しかし心理描写が弱い訳ではない。例えばビームが自分の敵となる存在であったことを知ったカーマの葛藤を直前に毒蛇に噛まれ弱っている体にも関わらず、力いっぱい壁を何度も何度も殴り拳から出血するという方法で表しており、文字通り「痛いほど」伝わってきた。

そして今作はなんと言ってもアクションシーンだ。

制作費97億円は伊達ではなく、大量のエキストラを使ったダンスシーンや暴動シーン、バトルシーンは圧巻だった。

特にバトルシーンはこれでもかってくらい爆発を起こしとんでもなく派手なもののため見ていて全く飽きることは無かった。主人公2人のバトルスタイルが全く違う(ビームはパワー、カーマはテクニック)ため大きく差別化ができており、2人が共闘した際には長所が上手く噛み合っており長年の相棒か?ってくらい息のあった素晴らしいアクションだった。

 

本作はまさにエンターテインメントを体現しているかのような作品であった。もし続編が作られるようであれば是非見てみたい。久しぶりに傑作映画と言える作品を観ることができて僕は大満足であった。