ぼっちのひとりごと

好きな漫画、映画、ゲームについて語ります

インドからやってきた究極のエンタメ映画「RRR」

ストレスをぶっ飛ばすような映画が観たい。

そんな時にぴったりの映画を本日観てきた。恐らく邦画では今後作ることが出来ないであろうド迫力の映画だった。

それが「RRR」だ。

「RRR」は歌、ダンス、アクションが特徴的なインド映画で制作費はインド映画最高額の97億円でそれに見合う超ド派手な作品だった。

~あらすじ~

1920年代のインドがイギリスの植民地であった時代。イギリスの提督一家に買われてしまった少女を主人公「ビーム」は助けだそうとする。ひょんなことからもう1人の主人公である「カーマ」と出会い意気投合するもカーマは実は英国政府の警察だった。2人はお互いの素性を知らないまま友情を深めていくが…

RRRは難しいことは一切考える必要がない映画だ。

ストーリーは単純明快でわかりやすいため混乱することも一切ない。先の展開も予想できるものだが観客が求めているシチュエーションを完璧な形で見せてくれる。

しかし心理描写が弱い訳ではない。例えばビームが自分の敵となる存在であったことを知ったカーマの葛藤を直前に毒蛇に噛まれ弱っている体にも関わらず、力いっぱい壁を何度も何度も殴り拳から出血するという方法で表しており、文字通り「痛いほど」伝わってきた。

そして今作はなんと言ってもアクションシーンだ。

制作費97億円は伊達ではなく、大量のエキストラを使ったダンスシーンや暴動シーン、バトルシーンは圧巻だった。

特にバトルシーンはこれでもかってくらい爆発を起こしとんでもなく派手なもののため見ていて全く飽きることは無かった。主人公2人のバトルスタイルが全く違う(ビームはパワー、カーマはテクニック)ため大きく差別化ができており、2人が共闘した際には長所が上手く噛み合っており長年の相棒か?ってくらい息のあった素晴らしいアクションだった。

 

本作はまさにエンターテインメントを体現しているかのような作品であった。もし続編が作られるようであれば是非見てみたい。久しぶりに傑作映画と言える作品を観ることができて僕は大満足であった。