ぼっちのひとりごと

好きな漫画、映画、ゲームについて語ります

もはや異次元!新時代の映像美!!「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

全世界待望「アバター」の新作が公開された。

前作から13年も経っており終わり方もかなり綺麗だったので続編なんて本当に出るのか疑ってすらいた。

映像も当時革命的で現在でも一線級なのでこれ以上のものが出せるように思えなかった。

しかし「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は僕の想像を遥か凌駕する作品であった。

今作は前作「アバター」の完全続編であるためアバターを見ていないとわからない内容やシーンが多く含まれているため視聴必須である。

逆に前作を観ている人にとっては「お!ここは!!!」「このシーンはあのシーンの…!!」と興奮すること間違いなしのシーンが連発するので前作は絶対に観ておきたい。

~あらすじ~

自然豊かな惑星パンドラに残ることを選んだ「ジェイク・サリー」は原住民のナヴィの娘「ネイティリ」と結ばれ3人の息子と養女と共に幸せに暮らしていた。

しかしある日スカイピープル(地球人)の来襲によりジェイク達が住む森は焼かれ、スカイピープルとの戦争が起こってしまう。

スカイピープル達の狙いは元スカイピープルであり、トゥルーク・マクトと呼ばれる有力者であるジェイクであった。それを察したジェイク達家族は仲間である森の仲間たちと家族を守るため森から離れ、海の民であるメトケイナ族の元に身を寄せることとなる。

今作の一番の特徴はやはり前作を遥か凌駕する映像美だ。

水のしなやかさ、多種多様な生物達の動き、戦闘時の大火や爆発、吹き飛ぶ戦闘機などの描写が緻密に表現されておりIMAX3Dで視聴していた僕はあまりの美しさにガチで涙目になった。

特に水と生物達の表現がものすごく、架空の生物であることはわかっているのだが「え?こいつもしかしてリアルで撮影してきた?」と思えるほどの現実味を持たせていた。

また、ナヴィの動きも明らかに前作を越えた自然な動きをしているためその技術力の向上具合が目に見えて確認できた。マジですげぇよ。

本作のテーマは「家族」だ。

前作と違いジェイクは家族を持つことになる。実の息子3人に、前作で凶弾に倒れたグレイス博士の父親不明の娘「キリ」を養女に迎える。

ジェイクは家族を得たことによって家族を守るためにどうするべきか妻のネイティリとぶつかったり苦悩するという一面を見せる。父親になったジェイクが前作に比べて強くもなり弱くもなったことが今作では描かれていた。

また、前作の悪役である「クオリッチ」の息子である「スパイダー」はジェイク達とは家族同然に過ごしている。

父親がわからないキリ、逆に父親が悪人であるスパイダー。2人は家族に関する悩みを抱えており、本作において重要な事柄となっている。

特にスパイダーは今作で父親であるクオリッチと行動を共にし、父親と交流することで心情が微妙に変化している複雑な描写がされており僕的にはここが一番刺さった。

戦闘シーンは小~中規模

今作の戦闘は前作と違い総力戦ではなく小規模の部隊との戦闘が主であり、映像の美しさや迫力はあるが規模の小ささからやや物足りなさを感じた。

今作は次作への前哨戦みたいなものなので仕方ないのだが現在の技術での大規模戦闘を見たかったので少々残念だった。

しかし映像としての迫力は十分なので僕のように大きな期待をしていなければ普通に楽しめるかと思われる。

 

総評としては映像は間違いなく全映画トップでストーリーは良作といったところだ。

ネタバレなのであえて伏せるが観ていて嫌な予感がした伏線を最悪な形で回収したところが個人的にはいただけなかった。今作のテーマ考えるとああしない方が多分作品として綺麗になったんじゃないかな…

それはさておき本作は次作に向けた伏線がいくつも張っているので今後の展開が楽しみである。