チャドウィックよ永遠に「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」
僕が今年一番楽しみにしていたと言っても過言ではない「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」がとうとう解禁された。
この映画は特別で前作「ブラックパンサー」で主役を務めたチャドウィック・ボーズマンが病気で亡くなったため、その追悼としての意味合いが強い作品となっている。
物語はチャドウィックが役を務めた「ティ・チャラ」の死から始まり、ワカンダ様式の葬式が厳かな雰囲気の中行われる。
いつもは飄々としているティ・チャラの妹「シュリ」ですらこの日ばかりは口を閉ざし悲しみに暮れていた。
そんな彼女の様子で改めて彼が亡くなったことを実感させられる。MARVELのOPが流れ、いつもはアベンジャーズの面々の活躍をまとめた映像が流れるのだが今回はブラックパンサー(ティ・チャラ)の活躍をまとめた映像であった。この時点で僕は泣いた。
今作はシュリが主人公の作品である。彼女が憎しみを乗り越え、兄であり前国王のティ・チャラの誇りと意志を受け継ぐ物語だ。
シュリの「憎しみ」が今作の重大なポイントになる。ネタバレになってしまうので多くを語ることはできないが大切な人達の死を目の当たりにした彼女が王女としてブラックパンサーとして一人の人間として成長する姿は必見だ。
また今作はいくつかサプライズが用意されているのだが個人的に一番期待していたものが無かったのが少し残念だった。しかしティ・チャラに対する愛情に溢れている作品であったことは間違いない。
一生忘れないであろう作品となりました。制作してくれて本当にありがとうございました。
チャドウィックさん安らかにお眠りください。
ワカンダフォーエバー!!!!!!